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久しぶりの島根県のサケ

久しぶりに島根県のサケを撮影に行ってきました。
ここ数年の遡上状況が悪く、偵察に行ってもらった状況を聞くと、撮影が厳しそうなのでゴギ撮影に回していたのですが、今年は用事もあっての島根入りです。

例年の産卵場所はすでに終わった気配ですが、10か所は産卵床があったのでそれなりに遡上してきているのだと思います。
産卵するペアが残っていないか上流の支流を回っていると、すぐにでも産みそうなペアを発見。 
オスが強かったので、1時間もしないうちに産卵まで見届けましたが、ここの場所は例年よりかなり多くのサケが上ってきているみたいです。
淵の付近に十数匹確認でいて、かなりの広範囲に産卵床が見られます。
ほそぼそとですが、人の手を借りずになんとか命を繋いでいるようです。

Photo Date
シロサケの産卵場所:江の川水系 -0.2m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


救いの雨

その後のサツキマスの様子です。
今年は渇水と個体数の少なさでどうなる事とおもってましたが、予報になかった一晩に80㎜程の雨によって、一気に遡上して産卵を一斉に始めてくれました。
前夜の大雨の濁りの影響もほぼなく、2日で3回の産卵を撮影できました。
久しぶりにα7での撮影です。

Photo Date
サツキマス:瀬戸内海流入河川 -1m
Sony α7RⅡ
FE28mm F2 + SEL057FEC


2020年 サツキマス
















今年は9月からほとんど雨が降らず、かなりの渇水で産卵シーズンを迎えました。
例年、開始する時期に産卵しようと瀬に出てきているペアの姿はなし。
2日空けて撮影に行くも、まだ産卵を開始す気配がないので、例年産卵している場所の大きな石をどけて3か所産卵しやすいよう整備して帰りました。
翌日に予報より多めの雨がふって、それがトリガーになって産卵を開始したそうです。
2日で整備した場所では全て無事に産卵が終わったようですが、メスの個体の数が圧倒的に少なくあとに続く個体がいません。
雨の後の3日後にいくと、川は閑散としていてすでにシーズン終盤のような様相で、上流から下流の産卵エリアを見ましたが、なんとかこの日1ペア確認して、無事に今年も産卵シーンを収めることができました。
長雨の後の猛暑と不安定な夏でしたが、例年の1/10程度の個体しかいないのが不思議です。
毎年先細ってますが来年が心配ですね…。

Photo Date
サツキマスの産卵:瀬戸内海流入河川 -0.4m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


タイバラの稚魚

久しぶりに宍道湖周辺へ撮影にでかけました。
昨夏に撮影してた場所が工事で魚がいない環境になってしまって、アカヒレタビラのオスの婚姻色を見るけることができずに、氾濫原のワンドに溜まっていた1cmもないタイバラの稚魚を撮影してみました。
ここはタナゴはタイバラしかいないのですが、二枚貝も多く、こういう場所が残る自然豊かな斐伊川水系です。

Photo Date
タイリクバラタナゴの稚魚の群れ:斐伊川水系 -0.1m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


荒れていくゴギの沢

この頃、県内ではあちらこちらで林道沿いの伐採を見かけることが多くなった。
ゴギが棲むような沢沿いの林道脇も、原木も運び出す邪魔になるのか川沿いから斜面まですべて切られて、木々に太陽を遮られていた沢はあっという間に荒れた河川に変わっていく。

伐採から丸3年がたったこの沢も、今年はゴギの姿がほとんど見られなくなってしまった。

Photo Date
ゴギの産卵:錦川水系 -0.3m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


高津川水系のゴギ

3年ぶりの高津川水系のゴギの産卵撮影です。
過去2度失敗している相性の悪い淵での産卵に挑みまして、3度目の正直ですが…。
産卵の瞬間にオスが見事に手前に来てしまってメスが見えなくなってしまいました。
半水面でよいシチュエーションだったので惜しかったです。
しかし、ここの河川も小型のメスばかりで、魚影もだいぶ薄くなってしまってました。

Photo Date
ゴギの産卵:高津川水系 -0.3m
Sony α7RⅡ
FE28mm F2 + SEL057FEC