クサウオのハッチアウト
ついにクサウオのハッチアウトが始まりだしました。
1月初旬に産み付けられた卵から、少しずつ卵から出た仔魚が水面に向けて泳ぎだします。
青海島 紫津浦のクサウオ総集編です。
水温は一気にさがってこの時期の最低水温付近の11度。
卵を産み付けられてるエリアは水深18mと微妙な水深です。
1枚目は先週の写真で、最後のオスは2枚目のように現在も元気に卵を守っています。
そしてまた新しい卵を産み付けているので、まだメスも生息しているようです。
3枚目、ハッチアウトは尻尾からまず卵の外へだして、それから抜け出るようです。
4枚目は右下の出そうな個体を狙ってたのですが、その左上から仔魚がハッチアウトしてきました。
5、6枚目は卵から完全にでて、水面目指して泳ぎだします。
上昇するスピードが意外と速く、仔魚を狙うのはチャンスは一瞬です。
7枚目のように障害物をよけながら昇っていく個体が撮影しやすいですね。
8枚目は卵を産みつけた雌が力尽き、貝のエサとなり自然に戻ってゆきます。
中村宏治さん率いる日本水中映像さんが、
ハッチアウトの撮影を成功させた日に、次回はハッチまで撮ろうと思いを決めてから3年間。
久しぶりにクサウオの産卵が観察できて、ハッチアウトの撮影と観察をできることができました。
あの小さな命の誕生をそっと観察していると、極寒の環境も忘れるぐらいの楽しい時間でした。
また来年、この子供達が産卵の為に青海島に帰ってきてほしいですね (^―^)ノ
Photo Date
クサウオのハッチアウト:青海島 -18m
Canon Eos 5D markⅡ
wide:EF20mm F2.8 USM
macro:EF100mm macro F2.8L IS +CL