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兵庫県竹野町 ジオパークで浮遊系セミナー

ヤサガタハダカカメガイ

今年も兵庫県竹野町にあるダイビングサービスのT-Styleさんで、
写真家の阿部秀樹さんと共に浮遊系生物の撮影セミナーを開かせて頂きました。
浮遊系撮影に特化したセミナーで、生物の魅力、基本撮影方法、応用編など、
夜には黄金ガニを食し、2日間盛りだくさんの内容です。

今年は生物もコンスタントに見ることができて、普段とは違う慣れない撮影の中、
参加者の皆さんも楽しんで頂けたかと思っております。
このジャンルの撮影も段々と確立されてきて、未知の生物との遭遇も期待膨らむ新しいダイビングスタイルとなっていきそうです。

写真はジオパークに認定されている竹野の断崖絶壁の海岸を背景にヤサガタハダカカメガイを撮影してみました。

Photo Date
ヤサガタハダカカメガイ:兵庫県竹野町 水面下
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


2015 第5回 ABECUP 

ニシキウミウシ

全国のダイバーが和歌山県串本町須江にある須江ダイビングセンターに集り、決められたルールで同じ被写体を撮影して得点を競うABECUPに、地元山口のダイビングショップ”シーアゲイン”の笹川さんのお誘いで初参加してきました。
初参加でしたので気負うものも無く気軽に行くつもりが、1分も無駄にする余裕もなく精神的にかなりハードな撮影となり、終わった頃にはヘトヘトになっていましたが、53名中、個人で優勝、チームでの二位の成績を残せました。
最近はゆっくり時間を掛けて、1枚の写真を作っていくような撮影が多かったので、決められた時間でピント、構図、露出、他もろもろを整える撮影は思い直す事も多かったです。
大体1被写体に掛けられる時間は2~3分程度で、その中の1枚のニシキウミウシの写真です。

Photo Date
ニシキウミウシ:須江 -10m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


兵庫県竹野の海

ホンダワラの森とオキクラゲの群れ

5月28~31日の間で兵庫県竹野町にあるダイブリゾートT-Styleさんで行われた、浮遊系生物の撮影セミナーで水中写真家の阿部秀樹さんと共に講師としてお邪魔してきました。
今年は竹野に限らず、とにかく強い風も吹かず、潮も今一つの被写体が少ない日本海側でしたが、初めて浮遊系撮影をされるゲストさんがほとんどで、一般的なクラゲや、それにつく生物などを撮影してもらい、休憩時間には疑問点を解消しつつ、無事にセミナーの方も終えることができました。
最終日の午前中には明らかに海の色が青くなって、オキクラゲの大群が押し寄せてきて、竹野の浮遊系の素晴らしさの片鱗も垣間見ることができましたが、午後からまた悪くなり、浮遊系生物の被写体の浮き沈みの面も体験することとなりました。
ほとんどカメラを持って入れなかったので、水中の写真がほぼないのですが、白い砂浜に海藻林が続き、そこに浮かぶオキクラゲの写真です。

また来年も開催されるとの事で、自分自身もステップアップしつつ、来年に向けてこのジャンルもさらに盛り上げていきたいですね。

Photo Date
ホンダワラの森にうかぶオキクラゲの群れ:竹野浜ビーチ 水面下
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


柏島の浮遊系

エビの幼生貝類のマクジリビリア幼生貝類のベ リジャー幼生ヒメツリガネクラゲ

柏島の海もプランクトンが浮遊する秋の季節が始まっているようです。
1枚目はエビの幼生、2、3枚目は貝類の各幼生のステージ、4枚目は箱型の形をしたクラゲの仲間です。
青海島の秋同様、サイズは一回り小さいのですが、魅力ある被写体にあふれていました。
流れてくるこんな生物を見ていると、安全停止も楽しく過ごせると思います。

Photo Date
柏島の浮遊系生物:柏島 -5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


タルマワシモドキ

タルマワシモドキタルマワシモドキの子供

タルマワシの仲間も色々種類がいるそうですが、このタルマワシモドキは他種に比べてかなり華奢な体をしています。
他種と同じように樽の中で子供をそだてるのですが、その幼生は大きく、しっかりと目視できる大きさです。
樽が色づくのはなぜなのか? この樽は赤く光っていました。

Photo Date
タルマワシモドキ:青海島 -5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


春の青海島 浮遊系生物2

ハリゴチの仲間 幼魚ハダカゾウクラゲの仲間タルマワシの仲間撮影風景

最近はワイドレンズを使ってワイドマクロの浮遊系写真を撮っています。
1枚目からハリゴチの仲間、ハダカゾウクラゲの仲間、タルマワシの仲間です。
最後の写真は撮影風景ですが、この日は湾内一面がヘンゲクラゲで埋め尽くされていました。
今年はヘンゲクラゲが多い年ですが、これだけいても共食いはしないようで、他の生物を丸呑みしている姿をよく見かけます。

春の浮遊系シーズンも佳境を迎えていますが、今年はまったく何もいないという日が少なかったように思います。
例年なら6月一杯は楽しめるのでもう少し浮遊系狙ってみたいですね。

Photo Date
ハリゴチの仲間
ハダカゾウクラゲの仲間
タルワマシの仲間 
ヘンゲクラゲの群れ:青海島 -3~5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM