タグ : ナマズ・ドジョウの仲間

イシドジョウ

イシドジョウ

イシドジョウでα7の動画撮影を練習にいったのですが、小さくすばしっこいので撮影に苦労しました。
中国地方付近のみにすむ、小型の希少種のドジョウです。

Photo Date
石に隠れるイシドジョウ:山口県東部流入河川 -0.5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


山口県のイシドジョウ

山口県のイシドジョウ山口県のイシドジョウ山口県のイシドジョウ

環境省レッドリストの絶滅危惧IB類(EN)に分類されているイシドジョウです。
今回は錦川ではなく、他の瀬戸内海流入河川で観察にいってきました。
他のドジョウと違い、礫がたまっているような所で、石の間を移動しながら生活しているようで、かなり神経質な魚ですぐに石の下に隠れてしまうので、撮影するのも一苦労でした。

日本の固有種で、生息地は島根、広島、山口、福岡県で、1970年にお隣の島根県で初めて見つかったようです。

Photo Date
イシドジョウ:瀬戸内海流入河川 -30cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


旭川水系 アユモドキ

アユモドキアユモドキとギギ

そろそろ産卵期を迎えるアユモドキを撮影してきました。
アユモドキはドジョウの仲間で、日本淡水魚の天然記念物に指定されている4種のうちの1種です。
ギギも行動をはじめ、陽が沈み時間がない中の撮影でしたが、とりあえず撮影できました。
かなり警戒心が高く、ドジョウなのに中層を泳いで移動するので、暗くファインダーが見え辛くピントの山がつかめない撮影に一苦労しました。
もともと川が氾濫してできたような一時的な水域で産卵する習性をもっていて、産卵場所自体が少なくなってきて絶滅に瀕しています。
環境省レッドリストには絶滅危惧IA類(CR)指定されています。

Photo Date
アユモドキ:旭川水系 -1m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


琵琶湖の三種のナマズ

ナマズイワトコナマズビワコオオナマズビワコオオナマズと自分

今年も琵琶湖ダイビングへ行ってきました。
ただ昨年は20度あった水温が、今年はまだ14度前後と低く、魚もあまり元気はありませんでした。
去年はあちらこちらで見れていたナマズの産卵も気配もなく、水温と共にすこし例年より遅れているようです。

水中に入るとナマズの姿は沢山みることができました。
観察メインであまり撮影してないのですが、琵琶湖に住む三種のナマズは撮影できていたようです。
1枚目はナマズ、2枚目はイワトコナマズ、3,4枚目はビワコオオナマズです。
ビワコオオナマズですが、昨年見た明らかに1mオーバーの個体より一回り小さかったですが、数は多く見れました。
最後の写真はセルフタイマーでビワナマ入れて自画撮りです >°))))彡

Photo Date
ナマズ、イワトコナマズ、ビワコオオナマズ:琵琶湖 -3~10m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


ビワコオオナマズ

ビワコオオナマズの雌ビワコオオナマズの雌1mはゆうに超えるビワコオオナマズ ビワコオオナマズの雌ビワコオオナマズの雌

今年3度目の琵琶湖ダイビング遠征です。
時期的にナマズ類の産卵観察とタナゴ等の生態写真を撮れればというプランで現地入りしました。
天気の方も持ちこたえて、ほぼ無風の琵琶湖は前回の荒れた湖面とうってかわって鏡のような光景が広がってました。
日も暮れてきて潜る準備を進めながら見ていると、目視できる位置でナマズ類が産卵を始めました。
しばらくしてその産卵を撮影しようと潜るとエアの排気音と光を嫌がり産卵まで観察できないので、陸上からしばし観察。
産卵を見ているとしばらく雌に巻きつく雄が見られるので、陸から確認してシュノーケルで寄って撮ろうとチャレンジするも、間に合わず…としてるうちにピークが過ぎたのか?あまりナマズの姿が見られなくなりました。

その後、前回まともに撮れなかった巨大ビワコオオナマズを今日は収めようと深夜に2度目の潜水に入りました。
浅場は良かったのですが、水深を下げていくとかなり濁っていて強力なスポットライトでなんとか2m先が見える程度、巨大ビワコオオナマズに気が付いたときには目前で、こちらもビックリですが、向こうもビックリして、もの凄い勢いで深場へ逃げていってしまいました。
そんな事が2度つづいて対応に苦しんでいると小雨が振り出したので、一旦撮影は終了して、休憩してる間に夜明けの捕食で見られるでしょうとアドバイスをもらって早朝に再度エントリーしました。
最初の地点は濁っていたので場所を変えて、別チームが行っていた場所が透明度がよかったと聞き、その所で潜ると、写真の巨大なビワコオオナマズの雌を発見しました。
ゆうに1mは超えていて写真3枚目の8cm程のブルーギルの若魚と写ってる写真を見るとこの個体の大きさが判ります。

これから大雨になるとこの巨大なナマズの産卵行動も見れるとの事、段々と琵琶湖までの道のりもなれてきたので、様々なタイミングが合えば再度産卵の撮影にチャレンジしたいと思ってます。

Photo Date
ビワコオオナマズ Silurus biwaensis :琵琶湖 -8m
Canon EOS 5D markⅢ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL


イワトコナマズ

イワトコナマズナマズイワトコナマズ賤ヶ岳の麓から望む琵琶湖

滋賀県の琵琶湖には国内にすんでいる全3種のナマズが見ることができます。
The・ナマズに琵琶湖、淀川水系のみに生息し、1mを超える大きさになる有名なビワコオオマナズ。
そして準絶滅危惧に指定され、名前の通り岩場に生息する写真のイワトコナマズです。
イワトコナマズも琵琶湖及びその北にある余呉湖のみに棲む日本の固有種であります。

今回の琵琶湖遠征の最大の目的であり、先ずは生態写真を収めるために夜の琵琶湖へ潜ってきました。

夜行性のナマズを確実に見るのには日が暮れた後、捕食をしに浅場にやってきた個体を見つけるのが容易であるとアドバイス頂き、岐阜のハリヨ撮影の時と同様に今回もN氏に同行していただき、夜の琵琶湖で合流しました。
 
あいにくの天気ではありましたが、実績のあるポイントへ早速案内していただきました。
そして潜る事1時間を過ぎ、水温も10度前後と低くエアも少なくなってきたので、深度を深く行っていないなら諦めようと、諦めて上がってきた途中に岩の間をむさぼるように捕食しながら泳ぐイワトコナマズを発見しました。
ライトに照らされて見えたイワトコナマズは一目で他のナマズとは違う、黄色味を帯びた神々しい色に輝いていました。
大きさは5~60cmぐらいと、この種では最大級との事であります。

その後、別のポイントに案内していただくと、普段多いはずのビワコオオナマズとナマズが少なく、
イワトコナマズだらけでした。
これだけ多くが見れるのは珍しいとの事です。

これからは産卵シーズンに入るので、条件が整えば産卵の撮影も狙えるようなので、ふたたび琵琶湖を訪れてみたいですね。

※写真1,3枚目がイワトコナマズの様で2枚目は目の位置から普通のナマズではないかと思われます。
 4枚目は古戦場の賤ヶ岳の中腹付近から見下ろした琵琶湖です。

Photo Date
イワトコナマズ Silurus lithophilus(Tomoda, 1961):琵琶湖 -10m
Canon EOS 5D markⅢ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL