タグ : カメガイの仲間

兵庫県竹野町 ジオパークで浮遊系セミナー

ヤサガタハダカカメガイ

今年も兵庫県竹野町にあるダイビングサービスのT-Styleさんで、
写真家の阿部秀樹さんと共に浮遊系生物の撮影セミナーを開かせて頂きました。
浮遊系撮影に特化したセミナーで、生物の魅力、基本撮影方法、応用編など、
夜には黄金ガニを食し、2日間盛りだくさんの内容です。

今年は生物もコンスタントに見ることができて、普段とは違う慣れない撮影の中、
参加者の皆さんも楽しんで頂けたかと思っております。
このジャンルの撮影も段々と確立されてきて、未知の生物との遭遇も期待膨らむ新しいダイビングスタイルとなっていきそうです。

写真はジオパークに認定されている竹野の断崖絶壁の海岸を背景にヤサガタハダカカメガイを撮影してみました。

Photo Date
ヤサガタハダカカメガイ:兵庫県竹野町 水面下
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


アミメウキマイマイ

アミメウキマイマイアミメウキマイマイ

青海島で撮影したアミメウキマイマイです。
北の地方のミジンウキマイマイはクリオネに食べられてしまう貝類として有名ですが、このアミメウキマイマイも同じ貝の仲間です。
パタパタと泳ぎながら潮にのって浮遊生活をしています。
ただ大きさは非常に小さく、大きくトリミングしてる写真なのですが、貝殻の部分は3mmほど・・・肉眼では詳細な姿を見るのは至難の業です。
浮遊系の分野ではこの辺りが撮影に限界じゃないかと思わせる小ささです。

Photo Date
アミメウキマイマイ:青海島 -5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


ヤサガタハダカカメガイの捕食

ヤサガタハダカカメガイの捕食ヤサガタハダカカメガイヤサガタハダカカメガイの捕食

ヤサガタハダカカメガイの捕食対象はクリイロカメガイのようです。
湾内に流され、狭い場所で密集するとかなりの確率で目撃されているシーンですが、
捕食する瞬間を撮影したのは初めてであります。

写真一枚目のように頭部から触手のようなものが伸びてきて、
最後の写真のようにクリイロカメガイはなすすべも無く食べられてゆきます。

Photo Date
ヤサガタハダカカメガイの捕食:青海島 -5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL


青海島 船越湾内に押し寄せた浮遊生物

浮遊生物であふれる青海島 船越湾内浮遊生物であふれる青海島 船越湾内浮遊生物であふれる青海島 船越湾内浮遊生物であふれる青海島 船越湾内

2013.5.29青海島の船越湾内に、各種数万匹のクラゲ、ハダカカメガイの仲間などの浮遊生物が押し寄せました。
前日は南東の風が最大15mほど吹き、水底は岸に水面は沖に流れるアップウェリング現象が見れました。
この日は綺麗な海にミズクラゲだらけと、静かな海だったのですが、翌日に西よりの風に変わり、午前中に水面下に多くのヤサガタハダカカメガイが見られていた数がドンドンと増えて、2本目をエントリーする頃には湾内一面が浮遊生物に覆い尽くされました。

最初はヤサガタ、タルガタカメガイ、クリイロハダカカメガイ、ウチワカンテンカメガイ、フウセンクラゲとグループごとに集っていたのですが、岸に寄せられるにつれて全てがごちゃ混ぜになって、いたる所で交接や捕食が行われる凄い光景が広がります。

ここまで壮絶な光景は青海島でダイビング始って以来、初めてのようです。

Photo Date
船越湾内に押し寄せた浮遊生物:-5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


カメガイ科の仲間

カメガイ科の1種カメガイ科の1種カメガイ科の1種の粘液網

カメガイ科の仲間で名前は不明です。
触手のようなものが4本でてるタイプは初めて見ました。

殻も体全体も薄く、普段よく見るカメガイ科の仲間とは違う雰囲気ですね。
そして3枚目は粘液網と呼ばれるものを出していて、体の何倍ものネットを張ってエサを捕食しているようです。

不思議、不思議、この世界も奥が深いですね…。

Photo Date
カメガイ科の仲間:青海島 -5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


ハダカカメガイの仲間

ハダカカメガイの仲間ハダカカメガイの仲間

ハダカカメガイと言えば、流氷が見れる様な寒い地域に棲むクリオネといわれている種が一般的に知られていますが、このハダカカメガイの仲間は数々いるようです。
そんな仲間が潮と共に流れてくる青海島は、ヤサガタハダカカメガイとタルガタハダカカメガイなどが見れます。
この今日紹介しているタイプは、あきらかに他の種とは形が違いまして、名前も判らないタイプであります。

クリオネほどの透明感はないのですが、泳ぐ姿は南方系のクリオネといってもよいぐらいです。

Photo Date
ハダカカメガイの仲間:青海島 -5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS