タグ : ハゼの仲間

クボハゼ

クボハゼ

秋に行った時には見れなかったクボハゼです。
寒い時期になると出てくるのか? この日一番元気なハゼでした。
よく観察していると小さい縦穴の中に逃げ込んでいるので、普段は巣穴にいるようです。
メスが黄色い婚姻色を出すのはもう少し先になるでしょう。

水温は7度と川の水は結構冷たいのですが、最大の敵はケモクライン・・・。
自分が動くと周りの水が攪拌されてケモクラインが発生。 
収まるまでじっとして、視界が開けた瞬間しかシャッターがきれず、その間に魚が移動してしまったら最初からやり直しという状態でした。

アオノリもぼちぼち生えてきて水中は早くも春の気配がうかがえます。

Photo Date
クボハゼ:山口県 日本海側河川 -50cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


セボシウミタケハゼ

セボシウミタケハゼ

ひと段落したところで、柏島へ潜り収めに行ってきます。
2ヶ月ぶりの海水になりますが何を撮ろうか・・・あっ北西強くて海が荒れたら四万十川ですかね!
写真はセボシウミタケハゼです。

Photo Date
セボシウミタケハゼ:柏島 -15m
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS


ミミズハゼの仲間


このミミズハゼの仲間も色々といるようです。
この個体は山からの淡水が海に注ぐ岩場のタイドプールで見つけたのですが、川の河口域の汽水域やもっと上がった中流、上流の完全な淡水域でも見ることができるようです。
3cm程の小さく細長いハゼで、明かりを嫌いすぐに石の下に逃げ込み、一人での撮影は苦労させられます。

Photo Date
ミミズハゼの仲間:瀬戸内海 光市海岸 -20cm
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS + CL


チチブ


日本海側のサケを調査する合間に久しぶりに河口域で潜ってきました。
しかし河口で土砂をのける作業をしていて、そのせいなのか?
水は濁り、かなり上流の方まで砂が堆積してて、礫がみな砂で埋まってしまっていました。
春先に見た撮影したかった魚達の姿も少なくなっていましたが、そんな中でも環境に強く生息数の多いチチブの写真です。

Photo Date
チチブ:日本海側河川の河口域 -50cm
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS


瀬戸内海のキヌバリ


キヌバリはハゼの仲間で、縞模様が6本の太平洋タイプと7本の日本海タイプに分かれていて、瀬戸内には両方生息しているようですが、ここ周防大島では6.5本と言われていて尾鰭の付け根が線ではなくて点タイプの中途半端な模様が見られます。

さて、春にはいたる所にいたキヌバリ達も巣穴を確保して縄張りを持ち、産卵の準備に入っています。
9月末に撮ったキヌバリの写真ですが、かなり婚姻色がでていて、縄張りに入る個体に威嚇をしていました。
もうあれから2週間も経っているので産卵が始まっているでしょうね。

この時期は川の観察がメインの為に、今年もキヌバリの産卵を見ることができないかもしれませんが… (^^;

Photo Date
キヌバリの婚姻色:屋代島(周防大島)-5m
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS


セアカコバンハゼ × アイコバンハゼ


同じ種のハゼの相手がいなかったのか?
たまたま同じサンゴに流れ着いてその流れなのか?
違う2種のコバンハゼが産卵して、見るところハッチアウト寸前でした。
この子供達はどんなハゼになるんでしょうか!?。

Photo Date
セアカコバンハゼとアイコバンハゼ:柏島 -3m
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS + CL