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ニッポンバラタナゴ

ニッポンバラタナゴニッポンバラタナゴ雌バラタナゴとカゼトゲの群れ

ニッポンバラタナゴも前記事のコイ在来型(ノゴイ)と同様に大陸から来た種(タイリクバラタナゴ)と交雑して純血の系統が汚染されていっている種のようです。
見た目だけでは判断できず、DNAなど専門的な検査が必要なほど複雑のようですが、ここ九州北部で撮影した場所は数年前にDNAなどの調査でニッポンバラタナゴ型だけが確認されていた場所のようです。

透明度はかなり悪い中、銀色の鱗でストロボ光は反射して撮影は難しかったのですが、1枚目の雄が縄張りを主張していて、しばらくじっとしていると目の前を通りすぎていき、撮影のチャンスが多かった個体です。
目視ではもっと赤く染まった雄の個体も居たのですが、さらに透明度が悪い所で撮影までいたりませんでした。

次回は真っ赤に染まった雄の個体に、産卵行動をする固体などの撮影にも挑戦してみたいと思います。

Photo Date
ニッポンバラタナゴ:九州北部河川 -50cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


コイ在来型?

野ゴイコイ在来種琵琶湖 コイ在来種コイ導入型

ちょうどNHKのサイエンスZEROで古来から琵琶湖に棲む日本のコイの番組を放映していました。
琵琶湖では古くから野ゴイと呼ばれ、国外から導入され、食用に養殖や放流されたコイ導入型(4枚目)とは違った遺伝子を持つ別種ではないかとされています。

このコイの存在を知ったのは先月の琵琶湖での初めてのダイビングの時に、古来から日本に住むコイ在来型がいるとN氏から聞き、その時は4枚目のコイ導入型しか見れなかったのですが、普段は深い所にいるコイ在来型がこの時期産卵で浅場に接岸してくるので見れるチャンスが多くなるとの事でした。

特徴としては体高は低く、お腹のラインは真っ直ぐに尾鰭の付け根も長いようで、イメージ的には潜水艦のような形?
導入型は4枚目のように体高も高くでっぷりと肉付きがよく、警戒心も薄いようです。
確かに在来型のほうは1枚シャッターを切りストロボを光らせると逃げてしまいましたが、先月とった導入型のコイは撮影していても気にせずエサを探して周りをうろうろしていました。

ただ亜種関係にあるようで交雑もみられ、この個体は在来種の特徴が強いが、導入型の特徴も少しあるとのことです。
DNAでどのぐらいの割合が在来型なのか不明ですが、このあたりはバラタナゴの同定と似た感じでありますね。

2013年6月8日(土)[Eテレ]昼0:30~1:00から再放送があるので是非ご覧ください。

Photo Date
コイ在来型(野ゴイ)琵琶湖: -10m
Canon EOS 5D markⅢ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL


カゼトゲタナゴ 北九州個体群

カゼトゲタナゴ北九州個体群 雄カゼトゲタナゴ北九州個体群 雌

福岡在住のI氏のご好意で、福岡県北部のタナゴ地帯を案内していただきました。
今回の被写体は生息地域も狭まり数も段々と減ってきているカゼトゲタナゴです。
日本のレッドデータには絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されています。

タナゴ類はもともと濁り気味の水域に住むので、まず撮影も困難なのですが、タナゴの知識が乏しい私には目視して確認するのが困難でありました。
ある程度撮影しては、陸上でI氏に画像を確認してから、またその個体を探すの繰り返しでした。

クリークでは2枚目の雌は撮影できたのですが、雄の撮影に失敗して、移動して遠賀水系の小河川でなんとか撮影する事ができ一安心です。

Photo Date
カゼトゲタナゴ:遠賀水系 -30cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


ウグイの産卵

ウグイの産卵ウグイの産卵

昨年、佐波川水系でウグイ(地方名:イダ)の産卵を撮影されてたK氏に触発されて、錦川水系での産卵を探していました。

水系が変われば時期も違い、こちらは少し遅れ気味のようで、さらに想像していたシーンとは程遠い小規模な産卵です。
1週間行けない時があったのでピークはそこで過ぎたのかもしれません。
この日、水深50cm程の礫に20匹程の雄に囲まれて産卵する姿を見たのですが、メスが少なく産卵も散発的でした。

地元の人の話によると「鵜が大発生してからはかなり数が少なくなった」、「最近はめっきり見なくなった」と以前よりはウグイの数が減っているような感じで一様に話されてましたが、食べる魚ではないので地元の人も余り興味はないような感じでした(笑

小規模ながら産卵してる日がわかったので、来年はその前後を中心に他の場所も、もう少し探ってみたいですね。

Photo Date
ウグイの婚姻色:錦川水系 -50cm
Canon EOS 5D markⅢ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL


デメモロコ 濃尾型

デメモロコ 濃尾型

デメモロコ濃尾型(Squalidus japonicus subsp.)は、一般的にデメモロコ(Squalidus japonicus japonicus)と呼ばれている琵琶湖淀川水系に棲むタイプとは違った形態をを持つ濃尾地方のごく一部だけに生息する希少な魚のようです。

琵琶湖型と濃尾型は分類上別亜種レベルの差があるようで、特にこの写真の濃尾型は生息地自体が少なくなってきていて、絶滅に瀕しています。
環境省版レッドリストにも準絶滅危惧 (NT)に指定されています。

オイカワの幼魚の中に群れて泳ぎ、なかなか警戒心が強くて素早く、水中から近づくも水路奥に逃げていくの繰り返しでしたが、水路上方から案内していただいていたN氏が戻ってきたのに反応して、こちら側の水路に戻ってきた所を撮影できました。
写真の左側がデメモロコ濃尾型、大きさは4~5cmほどの小型種で右側はオイカワの幼魚です。

1日だけと短い時間で数多くのポイントを回った為に、証拠レベルの写真が多数となりましたが、ハリヨ抜きでもじっくりと濃尾平野の魚達を撮影にいきたいと思うぐらい魅力的な地域でした。

Photo Date
デメモロコ 濃尾型:揖斐川水系 -50cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


カマツカ

カマツカカマツカ幼魚

遠征に行ってきます!
ずっと行きたかった中部地方の淡水域に足をのばしてきますね~。

写真はコイ科の魚で水底をはっているカマツカで、オオサンショウウオの幼生撮影の合間に撮影しました。
2枚目は幼魚で3cm程の小さい固体です。

Photo Date
カマツカ:山口県西部河川 -50cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS