カテゴリー : 長崎県

長崎県大村湾の海

テンジクダイの口内保育イソハゼの卵保護カズナギの仲間 卵保護

8月半ば、まだ大村湾は生態シーン満載の賑やかな海でした。

深場に住むTheテンジクダイも、全体の水深が浅い大村湾なので、浅場で産卵行動などを観察できます。
テンジクダイは雄が卵をくわえて卵を育てますが、今回は残念ながら産みたての卵のみでした。

イソハゼはヘビガイの仲間の抜け殻の中で卵を育て、牡蠣の殻の中で卵を守るカズナギの仲間は、青海島でみるオオカズナギより一回り小さかったです。



ウミヒルモ畑のアミメハギygオクヨウジの幼魚

ウミヒルモの畑の中ではアミメハギの幼魚やオクヨウジの幼魚が見られます。
他にはカミナリイカやヒメイカの幼魚など、浅くエアも無くならないので、あっという間に時間がすぎていきます。

テンジクダイ、トサカギンポ、マダラギンポ、ナベカと様々な産卵~ハッチアウトが見れる夏の時期に、
また来年も遊びに行こうと思います。

Photo Date
大村湾の魚達:長崎県大村湾 -1~5m
1枚目から順に、テンジクダイの雄、イソハゼ、カズナギの仲間、アミメハギの幼魚、オクヨウジの幼魚
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


マダラギンポの仔魚放出

マダラギンポの仔魚放出マダラギンポの仔魚放出

2年ぶりの長崎県の大村湾です。
今回もDS海だよりさんに生態シーンをメインにガイドしてもらいました。
初日は1本目にマダラギンポのハッチアウトがまだ続いてるという事で、仔魚放出をメインに撮影です。
2番目に紹介してもらったこの個体が一番活発的で、最初に目撃した時は一度に10匹程放出していました。

マダラギンポの求愛行動

途中、雄の行動が変わりだしたと思ったら、近くにメスが着ていたようです。
求愛活動が始まると、ハッチアウトの方はひと段落した感じでした。

そろそろシーズンは終わりですが、初夏の産卵シーズンにはいると、毎回かなりの高確率で見れるとの事なので、また来年チャレンジしてみたいと思います。

Photo Date
マダラギンポの仔魚放出:長崎県大村湾 -5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS


カミナリイカの子供


緑一色の海藻が広がる大村湾の浅場。
ウミヒルモ、ヒトエグサなどにイカの子供達が見ることができます。
その緑を背景に500円玉サイズの小さなカミナリイカが撮り頃です。

Photo Date
カミナリイカの子供:大村湾 -3m
Canon Eos 5D markⅡ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL


ツバクロエイ


砂泥底を好むツバクロエイです。
この濁りでこれぐらいのサイズだとフィッシュアイのレンズじゃないと厳しい感じですね。


ナイトでは子供のツバクロエイも見ることができました。
こちらはEOS30DにTokina10-17mm fisheyeで撮影しています。

Photo Date
ツバクロエイ:長崎 大村湾 -10m
Canon Eos 5D markⅡ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO

Canon Eos 30D
AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm F3.5-4.5


大村湾のトサカギンポ


大村湾でみたトサカギンポの雄と雌です。
以前、四万十川河口で見たのはメスだったみたいで、雄のトサカはかなり迫力がありますね。
このポイントでは狭いエリアで多くの個体を見ることができます。


雌は卵を持っていてお腹がパンパン!
この時期、産卵シーズンなので潮と時間を選べばハッチアウトも狙えるようです。
この日は残念ながらハッチのシーンを見ることはできませんでしたが、タイミング合えば子供を咥えて吐き出すシーンを観察する事ができるようですよ。

Photo Date
トサカギンポ:大村湾 -50cm
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS


アサヒアナハゼの捕食


魚影密度が濃いのであちらこちらで捕食シーンが見れる大村湾。
テンジクダイに続き食欲旺盛のアサヒアナハゼもスジハゼをバクバクと食べています。
その捕食者達もイカに捕食されたりと弱肉強食の世界が狭いエリアで見ることができます!。

Photo Date
アサヒアナハゼの捕食:長崎 大村湾 -7m
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS + CL