カテゴリー : 福岡県
前回のカゼトゲタナゴの撮影から40日程経ちまして、
カゼトゲの婚姻色は薄れ、バラタナゴがすばらしい婚姻色をだしています。
今回の撮影方法は、4月は見つけられなかった二枚貝を先に見つけて、そこでひたすら待つことにしました。
それにしても、このポイントは本当に二枚貝が少ないようです・・・。
夕暮れ時、やっと見つけた貝の周り現れたバラタナゴたち。
撮影していると、同じ個体が微妙に色合いが変わって、雄が張り合う時に、
本当に真っ赤な色を婚姻色を出してるように感じました。
バラタナゴは大陸からきたタイリクバラタナと簡単に交雑してしまうそうで、鮮やかな色合いを出す、純粋なニッポンバラタナゴは少なくなってきてるようです。
ここのバラタナゴは数年前DNA調査で交雑されてないニッポンバラタナゴと判明してるそうなので、いつまでもこの環境が保たれて欲しいものです。
ペットショップで買ったり、他の河川で捕ってきたタイリクバラタナゴは絶対に放流しないでください。
Photo Date
バラタナゴの産卵行動:遠賀水系-1m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM
EF100mm macro F2.8L IS (3枚目)4月下旬撮影写真
EF50mm F2.5 コンパクトマクロ(4枚目)
今年は昨年より一ヶ月早く九州入りして水中を覗いてみました。
天気の都合で日にちが変わり、現地で案内していただいているMOC氏にはお会いできなかったのですが、今年も前調査をしていただいていて、ピンポイントに撮影場所を移動して日帰りで撮影してきました。
本当に有難うございました m(_ _)m
カゼトゲタナゴ (Rhodeus atremius atremius)は既にすばらしい婚姻色を出していて、
濁り気味の水中でも一際目立っていて釘付けになりました。
かなりの数が見れるのでこの辺りで産卵しているはずなのですが、完全に潜っているのか二枚貝が見つかりません・・・。
次回は撮影はひとまずやめて、二枚貝探しをした方がこの先の産卵などの撮影は楽に出来そうです。
環境省RDBには絶滅危惧IB類(EN)指定されているのですが、数少くなってきた生息地では懸命に命を繋いでいるようです。
Photo Date
カゼトゲタナゴ:遠賀水系 -50cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS
ニッポンバラタナゴも前記事のコイ在来型(ノゴイ)と同様に大陸から来た種(タイリクバラタナゴ)と交雑して純血の系統が汚染されていっている種のようです。
見た目だけでは判断できず、DNAなど専門的な検査が必要なほど複雑のようですが、ここ九州北部で撮影した場所は数年前にDNAなどの調査でニッポンバラタナゴ型だけが確認されていた場所のようです。
透明度はかなり悪い中、銀色の鱗でストロボ光は反射して撮影は難しかったのですが、1枚目の雄が縄張りを主張していて、しばらくじっとしていると目の前を通りすぎていき、撮影のチャンスが多かった個体です。
目視ではもっと赤く染まった雄の個体も居たのですが、さらに透明度が悪い所で撮影までいたりませんでした。
次回は真っ赤に染まった雄の個体に、産卵行動をする固体などの撮影にも挑戦してみたいと思います。
Photo Date
ニッポンバラタナゴ:九州北部河川 -50cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS
福岡在住のI氏のご好意で、福岡県北部のタナゴ地帯を案内していただきました。
今回の被写体は生息地域も狭まり数も段々と減ってきているカゼトゲタナゴです。
日本のレッドデータには絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されています。
タナゴ類はもともと濁り気味の水域に住むので、まず撮影も困難なのですが、タナゴの知識が乏しい私には目視して確認するのが困難でありました。
ある程度撮影しては、陸上でI氏に画像を確認してから、またその個体を探すの繰り返しでした。
クリークでは2枚目の雌は撮影できたのですが、雄の撮影に失敗して、移動して遠賀水系の小河川でなんとか撮影する事ができ一安心です。
Photo Date
カゼトゲタナゴ:遠賀水系 -30cm
Canon EOS 5D markⅢ
EF100mm macro F2.8L IS
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |