カテゴリー : 山口県内の河川

2年ぶりのサツキマス

ここ約3年は某水族館様の映像の動画撮影に追われていたために、個人的な撮影から離れていましたが、無事に映像も完成して久しぶりに河川へでかけてきました。

川も荒れて産卵場所が減った影響か、個体数は減ってしまって寂しい環境になってしましたが、ピークを迎えると、相変わらずなシーンをみせてくれます。


救いの雨

その後のサツキマスの様子です。
今年は渇水と個体数の少なさでどうなる事とおもってましたが、予報になかった一晩に80㎜程の雨によって、一気に遡上して産卵を一斉に始めてくれました。
前夜の大雨の濁りの影響もほぼなく、2日で3回の産卵を撮影できました。
久しぶりにα7での撮影です。

Photo Date
サツキマス:瀬戸内海流入河川 -1m
Sony α7RⅡ
FE28mm F2 + SEL057FEC


2020年 サツキマス
















今年は9月からほとんど雨が降らず、かなりの渇水で産卵シーズンを迎えました。
例年、開始する時期に産卵しようと瀬に出てきているペアの姿はなし。
2日空けて撮影に行くも、まだ産卵を開始す気配がないので、例年産卵している場所の大きな石をどけて3か所産卵しやすいよう整備して帰りました。
翌日に予報より多めの雨がふって、それがトリガーになって産卵を開始したそうです。
2日で整備した場所では全て無事に産卵が終わったようですが、メスの個体の数が圧倒的に少なくあとに続く個体がいません。
雨の後の3日後にいくと、川は閑散としていてすでにシーズン終盤のような様相で、上流から下流の産卵エリアを見ましたが、なんとかこの日1ペア確認して、無事に今年も産卵シーンを収めることができました。
長雨の後の猛暑と不安定な夏でしたが、例年の1/10程度の個体しかいないのが不思議です。
毎年先細ってますが来年が心配ですね…。

Photo Date
サツキマスの産卵:瀬戸内海流入河川 -0.4m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


久しぶりのヒキガエル

2年ぶりに錦川上流のヒキガエルを撮影に行ってきました。
今年は暖冬で、例年より2週間は早く産卵が始まったようで、友人から報告を受けて行かなければ、すでに終了していたかもしれません。
昨年は寒くて少なかったようですが、今年は多くの個体を見ることができました。

Photo Date
ニホンヒキガエル:錦川水系 -0.2m
Sony α7RⅡ
FE28mm F2 + SEL057FEC


荒れていくゴギの沢

この頃、県内ではあちらこちらで林道沿いの伐採を見かけることが多くなった。
ゴギが棲むような沢沿いの林道脇も、原木も運び出す邪魔になるのか川沿いから斜面まですべて切られて、木々に太陽を遮られていた沢はあっという間に荒れた河川に変わっていく。

伐採から丸3年がたったこの沢も、今年はゴギの姿がほとんど見られなくなってしまった。

Photo Date
ゴギの産卵:錦川水系 -0.3m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM


サツキマス 人工産卵床での産卵

前記事の人工産卵床でオスがフェイク行動をしていたペアの産卵です。
大きな淵から左右に流れ出ているのですが、右側は細流なうえ礫が荒く、良い方の流れだけだと産卵場所が密集してしまって、オスもメスも喧嘩して産卵しずらいので、右側を整備…大石をどけて掘ってやると程よい礫がでてきます。

大きな淵のすぐ下なのでオスも多く迫力ある産卵行動が観察できます。

Photo Date
サツキマスの産卵:瀬戸内海流入河川 -0.5m
Canon EOS 5D markⅢ
EF8-15mm F4L fisheye USM