アーカイブ : 2012年 9月

カブトガニの卵


前回カブトガニの卵を観察に行くとすでに孵化が終わった卵塊だったのですが、この日は孵化直前の卵を見ることができたので、少しばかり砂から出して撮影させてもらいました。
まだ中で動く気配はそれほどなかったのですが、数日後に見に行けば中で元気よく動く様子が見れると思います。

しかし潮が満ちてきてあまりの水の濁りと汚さにビックリ! ここでは産卵の撮影は無理かもしれません…。

Photo Date
カブトガニの卵:瀬戸内海
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS


四万十川のアカメ

今年の四万十川のアカメ撮影は8月末と9月末に2度ほどチャレンジでき、天候や潮周り等、なかなかベストコンディションで挑めない中でもなんとか写すことは成功しました。


8月末は最悪なコンディションでした。
大雨の後の増水で、透明度は水面からボトムまで1m以下の透明度の中、なんとかアカメ撮影は成功したのですが1枚シャッターを切った後は姿も見ることができませんでした。


先日の撮影では川の水の濁りが酷く上層3mの淡水は透明度1mの視界不良でしたが、
下層の海水域は10m程見渡せる綺麗なコンディションです。
チヌの倍くらいの50~60cm級の小さなアカメを数匹確認したのですが、群れるわけでもなくしばらく周りを泳いで一匹一匹消えていってしまいました。

なかなか遠方なのでなんどもチャレンジできないんですが、また来年も機会を見つけてチャレンジしたいと思います。
去年初めて見たときのような巨大なアカメの群れを撮るまでは・・・。

Photo Date
アカメ: 四万十川 -8m
Canon Eos 5D markⅡ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO


九月の屋代島(周防大島)



9月の瀬戸内海は水温も25~27度と水温も高く、色々な稚魚達があちらこちらで見れる季節です。
何もなかった砂地にいつの間にかアマモが生えてきて、そのアマモにつかまるハオコゼの稚魚。


水深5m程の太陽の光がよく届く砂地にはウミヒルモも生えてきて、その上をキュウセンが活発に動いてます。


今年は早々とニホンアワサンゴの群生地で産卵が始まったようです。

すこし沖の島なのですがこのポイントはスイだらけでした。
瀬戸内海では初めて見たのですが、アワサンゴの群生地の同じ海藻群の中では
まったく見れないのは不思議ですね。



しかしどこへ行っても海の色は緑色です(笑)



Photo Date
九月の屋代島(周防大島)
Canon Eos 5D markⅡ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO


フィコカリス・シムランス


フィコカリス・シムランス…大きさは1cm程の肉眼ではとても確認できないエビです。
世の中不思議な生き物が多いですね。

Photo Date
フィコカリス・シムランス:柏島 -10m
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS + CL


カミナリイカの子供


緑一色の海藻が広がる大村湾の浅場。
ウミヒルモ、ヒトエグサなどにイカの子供達が見ることができます。
その緑を背景に500円玉サイズの小さなカミナリイカが撮り頃です。

Photo Date
カミナリイカの子供:大村湾 -3m
Canon Eos 5D markⅡ
SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL


カブトガニのハッチアウト


7月のカブトガニの産卵撮影からそろそろ2ヶ月経ちました。
ちょうど大潮のこの週末、もうハッチアウトしていった幼生たちも多いだろうし、
今からハッチアウトしていく幼生たちもいるだろうとの事で産卵場所へ観察へ行って来ました。
どのように海に帰ってゆくのか想像してなかったのですが、すでに孵化は終わっておりこのまま潮が満ちてきたら砂から出て一斉に海へ帰っていくのでしょう。
ちょっとした合間に見に行き水中の機材を持って行ってなかったので浜での撮影のみになりました。

みんな大きく育って欲しいものですね。
まだ尻尾もは生えておらず全長は5mm程のカブトガニの幼生たちでした。

Photo Date
カブトガニの幼生:瀬戸内海
Canon Eos 5D markⅡ
EF100mm macro F2.8L IS